人の不合理さを合理的に理解する『予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』ダン・アリエリー・著


ブログ更新が滞ってしまい申し訳ないです。その間にも記事を読んで下さっていた方々、有難うございます。また更新再開していきたいと思います。

どうしても、いろいろやることがあるとブログは今度書こう今度書こうと先延ばししてしまいます。下記最初の記事でも書いた通り、ブログ更新することは自分のために決めたことであるので、定期的に書くべきだったと今後悔しています。

参考:時間が無い(?)商社マンが突然ブログを始めた6つの理由

頭ではわかっているのに、実際取る行動が違ってしまうこと、みなさんも多いのではないでしょうか。例えば・・・

  • 値段が異なる選択肢が3つあった場合、何故か真ん中を選んでしまう
  • 最初に刷り込まれた値段・価値と比べて高い安いの比較で判断をしてしまい、そもそもそのものに支払う価値として適正かまで考えていない
  • 無料と聞くと、急に欲しくなる
  • 今まで楽しみでやっていたことが、お金をもらうと仕事のように感じ、やる気がなくなってくる
  • 性的興奮時に取った行動に後悔する
  • 身体に悪いことがわかっていても、酒・タバコ・高カロリーなど不摂生がやめられない、健康診断も受けない
  • 年金の問題が世間を賑わせていて、貯蓄をしないと将来が不透明だと分かりながらも貯金ができない
  • 一度手に入れたものは、手に入れた時の何倍かのお金を払われても手放すのが惜しい
  • 選択肢を多く与えられると、あとで考えると明らかに価値のなかった選択肢にも惑わされる
  • 高級そうなカップに入っているコーヒーは美味しく感じる
  • 値段の高い薬のほうが(薬事効果は別として)聞くように感じる

などなど。

考えてみると合理的に判断をしようと思っていても、不合理な選択肢をとっていることが多いものです。

今回は、その人間の不合理さについて考察した本を紹介します。

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」

これまでの経済学では、人は合理的に行動するものと考えられてきました。

しかし、上述したように合理的といえないような人間の行動や決断が数多く挙げられるのは実感としても理解できることでしょう。

これらのような一見、不合理な行動や決断は予測が困難であるという大義名分のもとに「単純化」や「例外を除く」などの考え方でこれまで無視され誤解されてきました。実際にはそれらが全体の経済行動に大きく影響しているにもかかわらず、です。

そのような人間の不合理さを研究するのが、行動経済学という新しい分野であり、本書で紹介されているものです。

本書では、人間の行動や決断がいかに不合理かを示す興味深い実験がいくつも紹介されており、どのような不合理さがあるのかが読み物としても興味深く理解することができます。

しかし、著者がこの本全体を通じて主張しているのは、その不合理さには規則性があって予想することができ、よって解決策もある、ということです。

自分がいかに予想通りに不合理かを知れば、それを克服するための対策も見つけられます。

他者に対しても、他者がいかに予想通りに不合理かを知れば、その不合理さに腹を立てずに相手に対しての理解を深めることもできます。更に進んで、誤解を恐れずに言えば、不合理さを「利用」し、ビジネスや投資、政治のチャンスとすることができるかもしれません。

「おとり」の選択肢や、価格のプラセボ効果、アンカリングなど、人の理性を惑わす要素を理解したい方、是非一度本書に目を通されることをおすすめします。

投稿者:

フルトリユウキ

商社で貿易営業として働く20代後半

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